ウェルビーイングを実現させるための効果的な手段には、運動があります。
運動には身体的な健康だけでなく精神的な健康を実現する効果があるため、企業として積極的に運動に取り組むことは重要です。
しかし、従業員個人で高い意識を持ち、体を動かしてもらうのは簡単なことではありません。
運動に関連するセミナーやイベントを開催しても、なかなか従業員が参加してくれないと悩む企業は少なくないでしょう。

そこで本記事では、幅広い従業員が運動に楽しく取り組める方法を紹介します。運動を通じたウェルビーイングを実現するために、ぜひ参考にしてください。

運動とウェルビーイングの関係

ウェルビーイングとは、心身共に健康で幸福感に満たされた状態であることです。

 

運動を習慣化させると身体的な健康だけでなく、精神的な健康にもポジティブな影響が出ます。

ここからは運動の効果とウェルビーイングとのつながりについて、データを基に詳しく解説します。

あわせて読みたい:ウェルビーイング経営とは?メリットや取り組みの進め方を徹底解説

習慣的な運動は身体の健康につながる

運動は、身体的な健康を向上させるために重要な要素です。

実際に厚生労働省では、1年以上にわたり1日30分以上の運動を週2日以上実施する運動習慣者の増加を推進しています。

参考:厚生労働省 身体活動・運動

運動を継続することによる代表的な効果は、次のとおりです。

  • 運動によって血行が促進され、冷え性改善や美容効果に期待できる
  • 運動によって酸素と栄養が身体中に循環されることで、心肺機能や筋力の向上、心血管系疾患、2型糖尿病、一部のがんなどの予防につながる
  • 運動によって睡眠の質が向上し十分な休養がとれることから、職場でのエンゲージメントや集中力の向上につながる

参考:スポーツ庁  数字で見る! スポーツで身体に起こる気になる「6」つのデータ

参考:厚生労働省 運動施策の推進 

参考:厚生労働省 快眠と生活習慣 | e-ヘルスネット

習慣的に運動を行えば身体の健康が維持され、幸福感につながります。

ウェルビーイング向上を目標とする企業にとって、運動に関する取り組みは必須です。

 

運動はメンタルヘルスにも好影響を与える

運動をすることでセロトニンやエンドルフィンといったホルモンが分泌され、ストレスや疲労の解消に効果を発揮します。

参考:  医療法人社団 平成医会 運動がメンタルヘルスに与える影響

特に効果的なのは、軽いランニングやサイクリング、ダンスなど体の中に空気を多く取り入れる有酸素運動です。
継続して有酸素運動を行うことで、ネガティブな気分が切り替わり、気持ちがリラックスした状態となります。

運動習慣が日常生活に充実感を与える

スポーツ庁の「スポーツの実施状況に関する世論調査(2019年1月)」では、1週間のうちに運動した日数と日常生活の充実感の関係について分析されています。

スポーツの頻度と日常生活における充実感

スポーツをした日数

日常生活に充実を感じる人の割合

0日

43%

1日未満

59%

1〜2日

70%

3日以上

76%

出典:スポーツ庁 数字で見る! スポーツで身体に起こる気になる「6」つのデータ

上記の調査より、運動を週に3日以上実施している人は運動していない人に比べ、約30%多く日常生活に充実を感じていることが明らかとなりました。

このことからもわかるように、従業員が毎日生き生きと過ごすためには、運動を習慣化してもらうことが重要です。

 

従業員に運動習慣をつけてもらうためのコツ

運動が健康に良いことは広く知られていますが、運動に積極的でない従業員は多くいます。そこでここからは、運動を習慣化してもらうためのコツを解説します。

運動に関心をもってもらう

運動はウェルビーイング向上に効果的な手段の一つです。

ただし運動に興味を持っていない従業員が多ければ、取り組みに参加してもらえません。積極的に取り組んでもらうには、運動が与えてくれる効果を伝えることが必要です。

運動の効果について積極的に情報提供を行い、運動に興味を持ってもらいましょう。

また運動を実施する直前や直後などにリアルタイムで情報を提供すると、運動の効果が実感しやすくなります。

運動しやすい場所を確保する

運動のハードルを下げるため、社内で運動できる場所を確保することも重要です。

フィットネスジムやフットサルコート、テニスコートなどの施設があれば従業員の健康意識も高まります。
しかし、大きな施設を作るとなれば大規模な工事が必要となり、費用の問題が出てきます。

そこでおすすめなのが、場所を問わず気軽に取り組めるウォーキングですウォーキングに関連するイベントやツールで、従業員の運動をサポートしてください。

あわせて読みたい:ウォーキングは健康に効果的?研究データを基に詳細を解説!

チームで取り組む

運動に苦手意識を持っている人や関心がない人が多い場合、チームで運動するよう促しモチベーション向上につなげてください。

苦手な運動でも、仲間がいれば継続できると感じている従業員はたくさんいます。

運動に取り組むきっかけとして、スポーツイベントを開催して参加を促してください。
また従業員同士で歩数やスポーツの実績を競い合うことで、前向きな運動習慣の構築につながります。

目標を可視化する

なぜ運動すべきなのかが分からず目標に欠けている状態では、運動は継続できません。運動する具体的な目標を設定することで、運動へのモチベーションを高めてください。

運動の達成度合いが確認できるアプリやツールを導入すれば、目標に向けて取り組む楽しさが伝わります。

また社内でスポーツイベントを開催し、上位者に景品を贈呈するのもおすすめです。

経営陣も運動を習慣にする

従業員に運動を推進する立場である経営陣が運動に消極的だと、従業員も運動に対して消極的になります経営層自ら率先して運動に取り組み、運動の効果を従業員に伝えてください。
運動により得られた効果を具体的に従業員に伝えることで、「運動を続けたい」と感じる従業員が増加します。

運動を習慣化させるための取り組み例

ここからは従業員に運動を習慣化してもらうための具体的な取り組み内容を紹介します。

 

セミナーや広報、朝礼で運動の効果を伝える

運動に興味や関心を持ってもらうため、まずはセミナーや広報、朝礼で運動について言及してください。特に毎日実施している朝礼で運動を話題にすれば、運動の重要性が幅広い従業員に伝わります。

運動で仕事の生産性が上がること、健康面において多くのメリットが得られることを継続して説明してください。

また企業内で運動に関するセミナーを開催することで、知識が深まり運動へのモチベーションが上がります。

ラジオ体操を導入する

運動の効果を高めるには、軽い運動でも長く習慣化することが重要です。しかし運動が苦手な従業員に対し、自身の力で運動を継続してもらうことは容易ではありません。

そこでラジオ体操など、手軽にできる運動から効果を実感してもらいましょうラジオ体操なら朝や昼休みなどの短い時間でも、スムーズに導入できます。

体を動かす楽しさを感じてもらい、運動に対するイメージを向上させてください。

 

スポーツイベントを実施する

スポーツイベントを企画し、従業員に参加してもらうことは従業員同士の交流機会を作るうえでも重要です。
社内でチームごとに競い合うスポーツ大会を開催すれば、適度な競争意識がうまれて従業員同士の交流が深まります。

また企業対抗のスポーツ大会なら、他社との交流で企業としての一体感が強まります。

毎月手軽に開催できるイベントとしては、ウォーキング大会がおすすめです。

 

定期的に実施することで、健康的な習慣を共有するきっかけとなります。

スポーツイベントの開催前には、参加を呼びかける積極的な広報活動が必要です。

また多くの従業員に参加してもらうため、参加費や交通費の補助、飲食物の提供などのサポートを行うことも大切です。

次の記事も参考にして、従業員に参加してもらえる楽しいイベントを企画してください。

あわせて読みたい:従業員が参加したくなる!健康イベントの成功例と企画の手順を解説

 

運動をサポートするアプリを導入する

従業員の習慣的な運動をサポートするため、運動に関連するアプリの活用も検討してください。運動に関連するアプリには、次のようなサービスや機能があります。

  • 歩数が記録できる
  • 運動の記録をランキング形式で共有できる
  • 健康アドバイスや情報を受け取れる
  • 運動記録がポイントとなり貯めたポイントを景品と交換できる

ランキングシステムのあるサービスなら、従業員同士競い合いながら楽しく運動ができます。さらに頑張った成果を共有することでコミュニケーション機会が増え、モチベーション維持につながります。

運動が苦手な従業員でも、ゲーム感覚で楽しめるアプリを導入してください。

まとめ:運動でウェルビーイングを向上させるならKIWI GO

ウェルビーイングの実現には、精神的にも肉体的にもポジティブな効果をもたらす運動が最適です。しかし従業員個人で運動を習慣的に実施するのは、非常に難しいといえます。

より多くの従業員に運動を続けてもらうには、運動の習慣化に特化して作られた福利厚生アプリ「KIWI GO」がおすすめです。

KIWI GOでは歩数に応じてコインが貯まり、ごほうびに交換できる機能があります。

ごほうびを明確な目標とすることで、モチベーションの維持が難しい従業員も楽しく継続できるでしょう。

また同じ興味をもつ仲間と交流ができるギルド機能もあり、コミュニケーション機会の増加にもつながります。

従業員が生き生きと働ける環境を作るなら、ぜひKIWI GOを検討してみませんか