従業員の不調があると業務が円滑に進まなくなり、企業の業績に悪影響が出る可能性があります。

また社会としても従業員が健康に働ける環境が重視されており、健康に関するイベントや企画を実施している企業は多いです。

しかしどのような企画であれば従業員に参加してもらえるのか、悩んでいる企業もあるでしょう。この記事では、すでに企業が行っている健康イベント企画の事例を紹介します。

実際にイベントを開催するためのステップも詳しく解説するので、従業員が楽しく参加できるイベントを企画するために最後までご覧ください。

 

健康イベントで健康増進を行うメリット

健康イベントへの投資効果を実感するには時間がかかりますが、従業員の健康をサポートすることで長期的なメリットが得られます。

楽しく健康イベントに参加することで従業員自身が健康を維持できるようになり、安心して前向きに働けるようになるでしょう。また病気による休みが減り、業務が円滑に回るようになります。

そして従業員間のコミュニケーションが生まれることで業務におけるやり取りがスムーズになり、組織全体としての連帯感も強化されます。

健康への取り組みを行えば、企業のイメージ向上にも効果的です。採用活動における優秀な人材獲得にもつながるため、健康イベントに力を入れるメリットは大きいと言えます。

 

健康増進イベントの企画例6選

以下では、健康増進イベントとして定番の企画を6つ紹介します。アイデアが思いつかずお悩みの人は、ぜひ参考にしてください。

 

ウォーキング

ウォーキングは年齢を問わず手軽にできる運動の一つです。楽しく継続してもらえるよう、イベントとして企画しましょう。

東京都健康長寿医療センター研究所の調査では、1週間に40分以上歩くだけで認知機能が改善するとわかっています。従業員の仕事の質を向上させるため、ウォーキングは非常に効果的です。

出典:地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所

 

実際に兵庫県川辺郡猪名川町では、市民の健康増進イベントとして100万歩チャレンジを開催しました。100日間で100万歩達成、と明確な目標を作ることで、多くの方が楽しく参加できるイベントとなりました。コロナ禍などの事情を考慮し、座った状態でもできる筋力トレーニングやストレッチのコースを用意しているのもポイントです。

出典:兵庫県川辺郡猪名川町 2022いながわ100万歩チャレンジ!

 

ゴミ拾い

ゴミ拾い活動も健康増進に役立つイベントの一つです。ゴミ拾いの本来の目的は暮らしやすい街づくりであり、地域社会に貢献する施策としても有効です。特に近年では環境や健康、人権を守るための世界的な目標、「SDGs」が注目されています。

ゴミ拾いの活動は、SDGsの11番目の目標「住み続けられるまちづくりを」に該当するといえるため、社会貢献として重要な位置づけの企画です。

出典:外務省 JAPAN SDGs Action Platform

 

1度限りの企画で終わらないよう、定期的に職場周辺のゴミ拾いイベントを開催しましょう。ゴミ拾いとスポーツをかけ合わせ、競技として取り組む「スポGOMI」というイベントも存在します。

スポGOMIではチームで集めたゴミの量を競うため、コミュニケーションのきっかけにもなります。従業員が楽しめるルールを作り、ゴミ拾いイベントを充実させましょう。

出典: 一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ スポGOMI

 

健康測定

企業で定期的に行う健康診断に加え、健康測定イベントを開催するのも有効です。定期的に健康測定イベントを行うことで、従業員の健康意識が高まります健康機器を用いれば血液のさらさら度や骨密度を数値化でき、健康状態を詳しく簡単に把握できます。

またストレスや脳年齢なども測定可能であるため、健康に関する話題で従業員同士が盛り上がれるでしょう。健康機器のレンタルサポートをしている業者も存在するため、有効活用してください。

参考:中部化成薬品株式会社 健康イベントサポートします

 

瞑想(マインドフルネス)

瞑想(マインドフルネス)とは、「今ここに集中する」ことで集中力や生産性を高める効果が期待できる手法です。慶應義塾大学病院の研究では、マインドフルネスで不安症状の改善効果がみられました。

出典:慶應義塾大学病院

 

アメリカはマインドフルネス先進国とも言われており、AppleやGoogleをはじめとした名だたる企業がマインドフルネスに注目しています。日本国内においても、Sansan株式会社がマインドフルネス研修を実施した実績があります。

出典:Sansan株式会社 公式メディア「mini」

マインドフルネスではアクティブに体を動かす必要がないため、運動が苦手な従業員も取り組みやすいです。まずは勤務時間の合間にマインドフルネスを取り入れましょう。

 

ヨガ教室

ヨガは身体的なエクササイズとともに呼吸を整えることで、体と心の安定化を図る方法です。医学的にもヨガには肥満解消や血糖値の低下、ストレスに対する抵抗力アップといった効果が認められています。

出典:認定NPO法人 日本ヨガ連盟 ヨガの目的と効果

 

松井産業株式会社では65歳以上の従業員を対象に、月3回のヨガ教室を社内で開催しており、従業員は自由に参加可能です。従業員だけでなく地域の高齢者も参加可能としているため、地域社会と連携しながら健康を実現できます。

出典:松井産業株式会社

 

睡眠改善プログラム

質の高い睡眠は、従業員の健康を高めるうえで非常に大切です。睡眠不足の状態では集中力や気力が落ちてしまい、怪我や事故のリスクが増大します。

厚生労働省によると、睡眠を1日6時間以上取ることで日中の眠気と疲労感が改善し、ストレスを感じにくくなります。また風邪にかかる確率やうつ状態になるリスクを低下させる効果もあるため、睡眠改善は安定した経営にもつながります。

出典:厚生労働省 こころの耳

 

株式会社フジクラでは、睡眠不足による生産性低下が示唆されたことから、睡眠セミナーを開催することで改善を図っています。セミナー形式で睡眠の重要性を伝えることで、習慣改善に役立ちます。

出典:株式会社フジクラ

 

取り組みのランキング化

健康イベントへの取り組み度をランキング化し、ゲーム感覚で健康増進を図るのも効果的です。

イベント参加で獲得したポイントでランキングを作り、上位に入賞すればAmazonギフト券が当たるなど魅力的な特典を付けましょう。ごほうびがあれば、より多くの従業員が楽しくイベントに参加できます。

またランキング上位に入らなくても参加賞などがもらえるよう工夫することで、従業員の参加率や満足度は高まります。個人別や地域別にランキングを可視化すれば、さらなるモチベーションアップにもつながるでしょう。

 

健康イベント企画の6ステップ

成功する健康イベントの企画には、準備段階が肝心です。

以下では、健康イベントを企画する際の6ステップを紹介します。従業員から高い満足度を得るためにも、ぜひ確認してください。

 

1.ターゲットを明確にする

まずはイベントのターゲットを明確にしましょう。ターゲットが決まると目的もおのずと決まり、従業員の興味をひけるイベントとなります。

例えば睡眠不足の従業員が多い場合、睡眠改善に関連する健康イベントが有効です。従業員の悩みやニーズを把握するため、メールや対面などでアンケートを取りヒヤリングしましょう

 

2.イベント内容を決める

ターゲットの悩みやニーズを把握できたら、課題解決を目標にイベントの内容を決定しましょう。

従業員の参加率を上げるためは、景品を用意し参加のメリットを明確にしておくのがおすすめです。景品にかける大まかな予算も、この段階で決めておきましょう。そしてさらに健康イベントを充実させるには、イベントを企画する運営チーム側も楽しめるよう遊び要素を入れることも重要です。従業員側と運営側の双方が楽しく健康イベントに関与できれば、長期的にも成功する取り組みとなります

 

3.イベントの開催日を決める

イベントの成功において、開催日も重要な要素です。

従業員のみ参加とする社内イベントであれば平日の勤務時間中がよいですが、従業員の家族も巻き込むのであれば休日が適切です。早めに開催日を告知し、スケジュールを調整してもらいましょう。遅くとも1か月前には開催日を決定しておくと安心です。

 

4.イベント会場や形式を決める

イベント当日を円滑に迎えるためには、イベント会場の確保も忘れてはいけません。健康測定など社内で実施する健康イベントであっても、会議室などの確保は必須です。

よい会場が見つからない場合、オンラインでのイベント開催もおすすめです。オンラインイベントの場合、Zoomなど会議ツールの動作確認をしておきましょう。

 

5.イベント開催の告知をする

イベント開催の告知は、従業員の参加率に直結します。参加してほしい従業員に効果的な訴求を意識し、告知文を作りましょう。

ターゲットが悩んでいる内容を提示し、イベント参加により得られるメリットを強調するのがコツです。なお、健康イベントは実施してすぐ効果が出るものではありません。

「高齢になっても健康的でいられる」といった長期的なメリットも告知文に含めるのがおすすめです。長い目で健康レベルを高める意識を持ってもらいましょう。

告知方法としては、社内の掲示板やメール・チャットツールが効率的です。多くの従業員の目を引くため、文章だけでなく画像やイラストも活用してください。

 

6.当日の様子を伝える

当日の様子を写真などで撮影しておき、イベント終了後に展開することでさらなるイベント参加率向上に役立ちます。今回参加できなかった人や興味がなかった人にも、イベントの魅力を知ってもらいましょう

健康イベントは継続的に行うことが重要であるため、参加者にアンケートを記入してもらい、よかった点と悪かった点を整理してください。「次回は参加率を◯%にする」といった新たな目標を立てることで、より良い健康イベントとしてブラッシュアップできます。

 

まとめ:健康イベントは準備が9割!従業員が参加したくなる健康イベントを企画しよう

今回は、健康イベント開催までの流れや企画例について紹介しました。

健康イベントを成功させる鍵は、企画段階の綿密な準備です。何から始めたらいいかわからない人は、今回紹介したステップに沿って取り組みを進めていきましょう。

健康イベントは長期的に継続することが重要であり、従業員が率先して参加したくなるような工夫が必須です。

運動習慣化アプリKIWI GOには、楽しくウォーキングを促す工夫が多数盛り込まれています。

イベント開催をサポートする機能、歩数をランキング化する機能もあるため、継続的に楽しいイベントを作るのに役立ちます。

従業員に運動習慣を身につけてもらうなら、ぜひKIWI GOを活用してください